電子帳簿保存法とは?

目次

― 2025年の実務対応とファクタリングへの影響 ―

📌 はじめに

「電子帳簿保存法(電帳法)って何をすればいいの?」
「紙の請求書や契約書はもう使えないの?」
「ファクタリング審査にも影響するの?」

2024年の法改正を経て、すべての事業者に義務化された電子帳簿保存法への対応は、今や避けて通れないものとなりました。

本記事では、2025年時点で中小企業が押さえるべき電帳法のポイントと、請求書・契約書・会計帳簿の対応法、さらにファクタリングとの関係性についても解説します。


📚 電子帳簿保存法とは?

電子帳簿保存法とは、
**「帳簿書類を電子データで保存する際のルールを定めた法律」**です。

対象となる帳簿類は以下のとおり:

区分具体例保存方法
帳簿データ仕訳帳、総勘定元帳、現金出納帳など会計ソフトで作成 → 電子保存可能
決算関連書類貸借対照表、損益計算書 など電子or紙の選択可(税務署提出用含む)
スキャナ保存対象紙の請求書・領収書・契約書などをスキャン保存画像の真正性・検索性が必要
電子取引データPDF請求書、クラウド請求書、メール添付ファイルなど電子保存義務(紙保存不可)

📌 特に「電子取引データ」の保存義務化が最重要ポイントです。


⚠ 2025年の法改正ポイント

2024年の2年間の猶予期間が終了し、**2025年1月から「電子取引は電子保存が完全義務化」**されました。

✅ 対象となる取引例:

  • メールで受け取ったPDF請求書
  • 請求書発行サービス(Misoca、マネーフォワード等)で発行・受領
  • 取引先との契約書をPDFで締結
  • ネット通販・仕入れサイトの注文履歴(Amazon、モノタロウなど)

🛠 実務で求められる対応(中小企業向け)

① 電子取引の保存要件を満たすこと

要件内容
真実性の確保タイムスタンプ or 改ざん防止措置(電子署名、履歴ログなど)
可視性の確保モニターで表示/印刷できる状態に
検索性の確保「取引日付」「金額」「相手先名」で検索できる形で保存

② 電帳法対応ソフトの導入

  • 弥生、freee、マネーフォワード等のクラウド会計ソフト
  • Adobe Acrobatでのタイムスタンプ活用
  • 国税庁が公表する「JIIMA認証ソフト」の活用

📌 Excel管理やフォルダ保存だけでは「検索性」や「真正性」が不十分になる恐れがあります。


③ 紙で受け取った書類はどうする?

  • 可能:スキャン保存(条件あり)
  • 必須:受領後7営業日以内にスキャンし、タイムスタンプ or 一定の保存ルールに基づく管理が必要

🔁 ファクタリングとの関係

電子帳簿保存法は、ファクタリングの審査や実務運用にも大きく影響します。

✔ 電帳法対応が進んでいない場合

  • 請求書や契約書の原本性が不明確 → 債権の確定性が下がる
  • 書類の授受に時間がかかり、審査遅延の原因
  • 書類不備により審査否決になる事例も

✔ 電帳法対応が進んでいる場合

  • 請求書・契約書がPDF・電子署名付き → AIファクタリングとの親和性が高い
  • API連携された会計ソフト(freee等) → 即日審査・即資金化の可能性UP
  • 書類の確認・再送付が不要 → 事務負担の軽減・信頼性向上

📌 電子対応が進んでいる企業ほど、ファクタリングでも好条件になりやすい傾向があります。


✅ まとめ

  • 電子帳簿保存法は、2025年1月よりすべての電子取引に対応義務あり
  • 「メール・クラウド・PDF」などで受け取る全ての請求書・契約書に対し、電子保存が必要
  • 早めの対応が、資金調達の効率化や信頼性の向上にもつながる

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次回は、資金繰りに役立つ補助金の最新制度を解説いたします。
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